バウトップクリップシステム

 

バウの上に2つの接続ポイントを設けただけですが、このアイデアがパックラフトでの小物の携行をとても便利にしてくれます!

パックラフトで荷物を運ぶ場合、内部ストレージシステムがあるタイプの舟ではバウやチューブの中へ、そうでない場合はバックパックやドライバッグなどに荷物を入れ、バウに固定します。防水性が高く、安定して荷物を運べる最善の方法だと言えます。
しかしパックラフトでは、行動中の飲料水や食事、空気を入れるためのポンプ類など、パックラフティング中に使用したい小物の傾向にちょっと困ることがあります…。どこに置こう?

そこで生み出されたのがこの " バウトップクリップシステム " です!!

 

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自転車用のハンドルバッグなどをカラビナで固定することで、すぐに手の届くところに取り出したい荷物を入れておけます。
バウの上部に干渉しないのでバックパックなどを積んだ状態でも使用できるし、足元にも干渉しないので船内が狭くなることもありません。

単に接続ポイントが2つ増えただけではありますが、もたらされる利便性はとても大きなものがあります。

 


山童ではパックラフトと釣りの相性はとても良いと考えています。


例えば海釣りでは、個人が所有できるマイボートとしてフィッシングカヤックや2馬力ゴムボートが一般的です。しかしこれらの舟は車で運ぶことが前提となり、且つ自宅における収納スペースもとても大きくなります。
都市部のマンション住まいの方では不可能に近いですし、都市部郊外の戸建て物件住まいの方にとっても、大きなガレージのある邸宅など出なければ現実的ではありません。

パックラフトであれば家の中の空間を圧迫することなく、電車やバスなど公共交通機関はもちろん、小さなものであれば自転車やバイクで釣り場まで向かうことすら可能です。
マイボートを所有するハードルがとても下がります。


数十万出して最高レベルの遠投タックルを組み、200mに近い飛距離を出すことはとても大変です。しかしパックラフトであればそれよりも安い金額で、ちょっと漕ぐだけで300m~500m先まで仕掛けを届けられます。
フィッシングカヤックや2馬力ゴムボートに比べると航行能力は低いですが、陸っぱりからでは届かないそのもう一歩先にロマンを見出せるインショアに、もっと気軽にアクセスできる魅力がパックラフトにはあります。

 

 

バウトップクリップシステムに、棚などに使用するサイドネットを取り付けることで、ロッドスタンドとして活用したり、ランディングネットの置き場にすることができます。
まな板などをサイドネットに固定すれば、仕掛け作りや締め作業を行うためのテーブルとしても活用できます。


もちろん海釣りだけでなく、ダウンリバーや湖のクルージングなどにおいても、バウトップクリップシステムはとても便利に活躍します!
僅かな追加ですが、山童が考え出したとても便利なアイデアであると自負しています。